Kさん早く帰ってきてねっ!
6月3日(日)松阪中央病院に入院中のKさんのお見舞いに行ってきました。
ナースステーションを訪ねると「こちらへお回りください。」とナースステーションとつながっている集中治療室に通されました。
Kさんは呼吸器だけでなく、全身にいくつか医療用機器の管を通されベッドに横たわっていました。つい最近まで、とても元気に作業部品を次々と袋に詰めて「せんせー。」とニコニコ笑顔で呼んでくれるKさんとはまるで別人でした。
Kさんは眠っていて、Kさんの胸の動きに合わせて呼吸器の音だけがスースーとしていました。耳元で「Kさん。」と何度も呼びかけたのですが反応はありませんでした。悲しかったです。看護士さんに「だいたいこんな風に穏やかに眠られていることが多いのですか。」と尋ねたら「…というより、意識レベルがかなり低いので…。」と苦笑されました。
パンパンにむくんでいる手を握って何度も何度も涙をこらえながら「Kさん。Kさん。小川さん待ってるよ。早く帰ってきてね。」呼びかけました。
Kさんが反応してくれるまで手を握って呼びかけていたかったけれど、時間がきてしまい病院を後にしました。
記載:小川郁美
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