題名：夏の終わり 日が沈みふと家の外に出る 真夏の光をあびて大きくなった草たちがゆらゆらと揺れている 少し肌寒いやさしい風がわたしをそっとつつむ あれ　いつもと違う あんなにムシムシしていた夜 朝起きたら寝汗でびしょびしょなんてしょっちゅうだったのに 何気なく空を見上げる ふんわり光る三日月がこちらを見下ろしていた そ...

題名：まどろみ 夢を見た。 だいすきなあの人が、星を見せてくれる夢。 わがままだなんて。あなたと同じ時間を過ごせるだけで幸せなの。 けど、星のことは詳しくない。どれも同じに見える。 好きな形にする？動かないよ。 ･･･あ、そういうことか。線つなぎをしてみてってことか。 おにぎりができた、って伝えたら笑われた。 星の歴史...

題名：スイカ 今年も大玉スイカが僕の家にやってきた ごろんとひとつやってきた 冷水につけてヒエヒエに冷やすんだ 緑と黒のしま模様が光ってる スパンと半分スイカは２つに 鮮やかな赤色が目に飛び込んできた お塩をひとふり あら不思議 甘いスイカに大変身 きっとスイカの妖精が美味しくしてくれたのだろう 黒い種と白い種 縁側に...

　「うらたクラブ」が発足したぞおおお～い！ 　発足場所は社会福祉法人ベテスタ！ 　最近の「うらたくん」は、作曲を学んでいるそうだ。このクラブではカルチャー的なものを扱うが、まっ何でもありで、カタ苦しくないものをやっていこうというわけ。 　「うらたクラブ」に加入したい人は、何であれこのサイトに掲載してもよい自分の作品をお...

題名：きみと夜空 今日は私のわがままに付き合ってくれてありがとう。 せっかくだから星のはなしをしようか。 ――――夜空に輝くものを見てごらん、どう思う？ どれも同じに見える？そうだろうね。きみの言っていることは正しいよ。 じゃあ、近くの星同士をつなげて好きな形にしてみてごらん。 動かない、じゃなくて想像するんだよ。 あ...

題名：海 澄み渡る透明な青 注ぐ光に キラキラとなびく波 磯の風が肌を撫でる 手を広げて目を閉じて 自然に包まれる懐かしい感じ 久しぶりに再会した季節に こんにちは みずき

題名：夏 入道雲がひたすらに青いキャンバスの上に広がっていく。 白と青のコントラスト。太陽の光を追う黄色い花。 自転車を漕いで、木陰で休んでまた漕ぐ。 時々水分も取って。 夏だ。 すべてが輝いて見える季節。 きらめく水面、光る汗。 広がる笑顔。 ずっと続けばいいのに、と思う。 美しい景色だからこそそう思う。 中桐聡子