親亡き後をどう考える

 障がいを持ったお子さんがいる親は年齢を重ねる中で様々な事を考えると思います。
 「私たちが死んでしまったらこの子は生きていけるだろうか」「将来一人で生きていけないから私が死ぬ時は一緒に連れて行こうか」等。そういった不安を少しでも減らす為に、今から考えていく必要があります。
 順番的にも当然親の方が先に亡くなります。そのあとの事を亡くなる前に一緒に考えてみませんか。
 障がいを持った子供を持つ親からすれば、親亡き後の不安を相談する場所が必要です。その不安を解消しなければ安心はできません。不安を相談する場所は個々の相談事業所だけではありません。また、福祉サービスを利用していない方の親御さんについても同様の不安があり、親亡き後の不安を全面的にサポートします。そこで、下記にある心のケアや不安の解消は障害を持った方だけでなく、親御さんも同様に基本相談等でサポートさせていただきます。
 社会福祉法人ベテスタでは親亡き後に備えて、支援者(サポート)・生活費(工賃)・居場所(グループホーム等)の3つの不安を解消し、親なき後も安心して頂ける様な仕組みを確立し、障がいを持った方が福祉サービスを利用しながらでも生活できるよう支援を行います。

~ベテスタの対応~

【支援者】
 障がい福祉という概念を取り払い、介護関係に関してもケアマネ等と連携し、その人のニーズに対応します。
① 24時間365日支援員が配置されており、緊急時の対応も可能です。
② 計画相談及び基本相談もおこなっているので、日常生活のケアや心のケアなどにも対応できます。

【生活費】
 低工賃(全国の平均工賃が平成28年度実績で約1万5千円)と障害基礎年金での生活を改善していきます。
① 3万円から7万円の工賃を提供し、生活の質の向上を図ります。
② 能力に応じて、高工賃に向けた訓練や作業指導をおこないます。
③ ニーズに応じて、生活介護・就労移行等事業への移行が可能です。
④ 能力向上に伴い、提携している株式会社への一般雇用が可能なシステムの確立。

【居場所】
 県外や遠方の方でも対応できる仕組みをつくり、その人の安心安全な環境を提供します。
① グループホームやアパート等を生活拠点にする事で個々のケアや安定した生活が可能です。
② 生活を支える世話人や支援員がいるので、生活リズムの安定やバランスのとれた食事提供が可能です。

~今できる事~

 障がいを持った方が親なき後を考え、親あるうちにいろいろな経験をしてその人その人に合った先を提供し、安心安全な人生を営める支援を提供するにあたり、社会福祉法人ベテスタでは見学や体験を推奨しています。障がいを持った人の人生です。その人が実際に目で見たり、体で感じていただく事で自分に合った選択ができると考えます。その人の将来の手助けをお任せください。
 社会福祉法人ベテスタでは、その人その人のニーズや能力に応じ、様々な事業を提供できます。
 下記に組織図を示します。

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