入院したKさんの回復を願って
・Kさんの姿に衝撃を受けた
ベッドに横たわるKさんの体に、無数の医療用チューブがつながれ、口には酸素吸入のため管が挿入されており、周辺の医療器械からは電子音が鳴り続いていた。施設での日常の風景とは大きくかけ離れた光景に衝撃を受けた。
また、Kさんの命は医療器械の動作によってつながれていて、目の前のKさんは命の瀬戸際にいるのだと実感させられた。このような状態のKさんは、すさまじい苦しみを味わい、つらい状況にあると感じた。
・安堵したところもあった
確かに、上記のような状態であったが、手を握ると、当然であるが体温の温かみを感じ、また握った手に、Kさんからほんのすこしの反応が感じられた。また視線を小刻みに変えるKさんの表情からは、自分が受け取った印象であるが、これから回復していくだろう生きる力のようなものを感じた。
・これから何かできるか
Kさんに対し、これから何ができるのかと思った。
どうすればよいのか、と感じたが。実際にKさんの体に触れる、Kさんに声をかけ続け励ますこと。反応を与えることで僅かでも体が回復する一助となればよいかと感じた。
また全職員を集めての会議で話があったように、Kさんがこのような状態になった経緯についても各職員それぞれ考えていかなければならず、利用者の医療にかかる部分についての施設の役割をどう果たしていくべきか、また自分自身、なにかできることはなかっただろうか?と感じた。
記載:中山章
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