済州島の文化を通じて、在日韓国人の現状を学んできました

済州島の文化を通じて、在日韓国人の現状を学んできました


 2017年12月17日、在日本韓国YMCA アジア青少年センター(東京都千代田区猿楽町)にて行われた、”済州を語らうシンポジウム”に参加しました。このシンポジウムは、済州島(韓:チェジュド、日:さいしゅうとう)の文化を通じて、在日韓国人の現状を学ぶものです。下図の左にある島が、済州島です。日本と近いですね。

 プログラムの1つ目は、「コッチばあちゃん」という映画の上映でした。この映画は、城西国際大学と釜山の東西大学の共同制作映画です。日本の大学生と韓国の留学生が、ある一つの共通点を通して交流するストーリーです。
 2つ目は、済州島の文化と歴史を学ぶトークショーです。筆者は海外の歴史・文化についてはほとんど学んでこなかったので、新しい知見ばかりでした。
 3つ目は、観光会社による、済州島のツアー案内でした。
 4つ目は、本シンポジウム目玉の内容です。在日村in済州プロジェクトについて現状報告です。このプロジェクトは、済州島にて在日韓国人の村をつくろう、というものです。その過程で在日韓国人がおかれている状況が語られました。在日韓国人は日本で差別を受け、さらに韓国でも差別を受けているという現実があります。韓国では、兵役などの義務ばかり課せられ、権利はありません。追い込まれ、孤立しています。その現状を打破すべく、済州島において在日韓国人の村をつくろう、というプロジェクトが発足しました。
 筆者は海外の歴史・文化についてはほとんど学んでこなかったので、よいきっかけとなりました。

浦田勇

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