福祉の現状( 9 )

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Kさんの入院について考える

Kさんの入院について考える

 6月2日、私は松阪中央病院に行き、Kさんの見舞いをしました。  Kさんは集中治療室にてベッドに横たわっており、口に大きな医療用機器の管を入れていた。頭にも何かを巻いていた。私が小声で呼びかけるも、特に反応はない。手を握るも特に反応はない。Kさんの目線も、私を見ているわけではなさそうだった。  そこには、こいしろの里で...
Kさん早く帰ってきてねっ!

Kさん早く帰ってきてねっ!

6月3日(日)松阪中央病院に入院中のKさんのお見舞いに行ってきました。 ナースステーションを訪ねると「こちらへお回りください。」とナースステーションとつながっている集中治療室に通されました。  Kさんは呼吸器だけでなく、全身にいくつか医療用機器の管を通されベッドに横たわっていました。つい最近まで、とても元気に作業部品を...
入院したKさんの回復を願って

入院したKさんの回復を願って

・Kさんの姿に衝撃を受けた  ベッドに横たわるKさんの体に、無数の医療用チューブがつながれ、口には酸素吸入のため管が挿入されており、周辺の医療器械からは電子音が鳴り続いていた。施設での日常の風景とは大きくかけ離れた光景に衝撃を受けた。  また、Kさんの命は医療器械の動作によってつながれていて、目の前のKさんは命の瀬戸際...
頑張れ!Kさん

頑張れ!Kさん

Kさんは、すでに見舞いに行った施設の看護師より呼吸器などがつながっていることは聞いていましたが、実際に見ると、痛々しい姿でした。医療用機器の管が付いているとは言えど、喋れたりにこにこ笑って「せんせい」と呼んでくれるぐらいには回復しているものだと思っていました。集中治療室に入ってすぐのベッドに寝ていましたが、見た瞬間に「...
手術してこれでよかったのか?

手術してこれでよかったのか?

Kさんの姿を見たとき驚きました。 足や手や首から沢山のチューブで繋がれており、「Kさん」と呼びかけるも返事はなく、目は開いているものの目が合うことはありませんでした。 手を握ろうとするととても冷たく、パンパンに腫れていました。手を握ると少し指先が動いて反応がありました。 いつも女性デイルームの畳の上で日向ぼっこをしてい...
外国籍者福祉相談事業について (No2)

外国籍者福祉相談事業について (No2)

べテスタ相談支援センターは『外国籍者福祉相談事業』を無料で行っています。 最近の相談事例を紹介したり、外国籍者の方が福祉的なサービスを知らない(明らかに差別にあたります)現状などを紹介していきます。 ●Kさん(愛知県在住ブラジル国籍)は身体障害があり歩行にも制限がありますが、手指も動かすことができません。ある日、外国籍...
外国籍者福祉相談事業について (No1-3)

外国籍者福祉相談事業について (No1-3)

べテスタ相談支援センターは『外国籍者福祉相談事業』を無料で行っています。 最近の相談事例を紹介したり、外国籍者の方が福祉的なサービスを知らない(明らかに差別にあたります)現状などを紹介していきます。 ●Tさん(ブラジル)は統合失調症で10年前から精神科に通院していました。病状が悪くなり、一般企業に勤務することができなく...
伊勢市おひさま児童園開所記念講演会「子どもの思いを大切にした療育的関わり」

伊勢市おひさま児童園開所記念講演会「子どもの思いを大切にした療育的関わり」

 8月26日に伊勢市おひさま児童園が開所するということで、講演会を聞きに行きました。  内容は、「子どもの思いを大切にした療育的関わり」です。子どもの思いを大切にするとはどういう事なのか、療育的関わりや療育的視点を丁寧に教えていただきました。私たち支援員は利用者さんを支援していく中で、「これはこうなんだ」と固定観念があ...
家族の絆

家族の絆

 現在、当施設こいしろの里で生活されているKさん。なかなか家族が揃う機会がないKさんですが、今回、当施設に新しくできた『喫茶ぷらな』にお父様とお母様をご招待し、家族揃って食事をしていただくことが出来ました。  家族揃って顔を合わすのが久しぶりすぎて、はじめは、とても緊張されている様子でしたが、時間が経つにつれ、徐々に雰...